首相、中国への撤廃要求明言せず

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共同通信

 【ジャカルタ共同】岸田文雄首相は6日、インドネシアで開かれた東南アジア諸国連合(ASEAN)プラス3(日中韓)首脳会議後に記者団の取材に応じた。中国の李強首相に対し、日本水産物の全面輸入停止の撤廃を求めたかどうかを問われ「日本の立場を申し上げた」と繰り返し、明言しなかった。

 日本政府は、中国が東京電力福島第1原発処理水の海洋放出を受けて全面輸入停止を発表した8月24日以降、措置の即時撤廃を中国側に求めている。

 中国外務省のASEANプラス3に関する6日の発表には、李氏が処理水の海洋放出の即時停止を日本に求めたとの記載はなかった。