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共同通信
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自民党の麻生太郎副総裁は6日、東京都内で講演し、高水準の賃上げが実現した今年の春闘に関し、岸田政権と連合による「共闘」成果だとの認識を示した。「連合の芳野友子会長が自民党と一緒に取り組んだ結果、3.58%まで上がった」と述べた。自民内には連合が推す国民民主党との連立論がくすぶっている。
春闘では、連合が5%程度の賃上げ要求を掲げ、政府も経済界に大幅な賃上げを要請、29年ぶりに3%台を達成した。麻生氏は「一つの流れとして、変化が出てきている」と手応えを強調した。物価上昇に合わせ、給料も引き上げるべきだとし「従業員の幸せを考えないと長期的に経営は成り立たない」とも語った。