三重・桑名のこども園に改善勧告

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共同通信

 三重県桑名市の私立「長寿認定こども園」で保育士が給食を食べるよう園児に強要していた問題で、県と市は7日、認定こども園法などに基づく特別監査の結果、給食強要を含む計52件の不適切行為が確認されたとして、運営法人に改善勧告を出した。給食の強要は心理的虐待に当たると認定した。

 市は3月に問題を把握。県と市は6月9日から園や運営法人に対する特別監査を実施し、虐待行為の有無や園の運営体制について保育士らから聞き取りを行っていた。

 特別監査結果によると、約4時間にわたり給食を食べるよう強いられた園児が失禁したこともあった。