併合4州のロシア議会選挙を批判

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共同通信

 【ニューヨーク共同】国連安全保障理事会は8日、ウクライナ情勢を協議する公開会合を開いた。ロシアが昨年9月に併合を宣言したウクライナ東部・南部4州で議会選の投票が始まったことに対し、日本と欧米からは「茶番だ」(フランスのドリビエール国連大使)などと批判が相次いだ。

 議会選は今月10日のロシア統一地方選に合わせたもの。日本と欧米は、ロシアが併合の根拠とする昨年9月の「住民投票」に正当性はなく、併合は無効だと強調した。

 米国のウッド国連次席大使は、4州を支配下に置いているとアピールするための「プロパガンダでしかない」と一蹴した。日本の石兼公博国連大使も「全く受け入れられない」と語った。