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共同通信
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【北京共同】中国国家安全省は11日、江蘇省の裁判所が5月にスパイ罪で無期懲役の判決を言い渡した香港出身で米国籍の梁成運氏が「30年以上にわたり米国のスパイ活動を行っていた」と発表した。裁判所は罪状の詳細を明らかにしていなかった。
中国は7月施行の改正反スパイ法でスパイ行為の通報を国民の義務としており、発表によって国民の危機感を高める狙いとみられる。
国家安全省は梁氏について、香港から米国に移住した後の1989年に米情報機関に協力することを約束し、資金提供を受けていたと指摘。米在住の中国人や華僑を監視し、米情報機関に報告していたなどと主張している。