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共同通信
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【ニューデリー共同】日米欧の先進国に新興国を加えた20カ国・地域首脳会議(G20サミット)は10日、インドの首都ニューデリーで2日間の日程を終え閉幕した。初日に採択して公表するという異例の形となった首脳宣言は、中国とロシアの賛同を優先し、ウクライナ侵攻を続けるロシアに対する名指しでの非難を避けた。閉幕後に岸田文雄首相が記者会見する。
首相は初日の会議で、東京電力福島第1原発の処理水の海洋放出は安全性に万全を期して行っていると説明した。一部の国が「突出した行動を取っている」と述べ、日本産水産物の輸入を停止した中国を暗に批判した。