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共同通信
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自民党の下村博文元文部科学相は11日のインターネット番組で、所属する安倍派に強い影響力を持つ森喜朗元首相を批判した。同派の新体制を巡り「ここまで邪魔されるとは思わなかった。政界引退した森氏に影響力が残っているのは残念だ」と述べた。下村氏は森氏の意向で、派閥の新たな意思決定機関・常任幹事会から外れたとされる。
下村氏は、文科相時代に東京五輪のメインスタジアムとなる国立競技場の総工費が膨張し、旧整備計画が白紙撤回になった経緯に言及。森氏が招致に尽力した2019年ラグビー・ワールドカップ(W杯)日本大会に整備が間に合わず「それ以来、森氏に恨まれている」と語った。
森氏が北國新聞社のインタビューに「下村氏から土下座された」と明かしたことには「全く事実と異なる。憤慨している」と非難した。