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共同通信
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東京五輪・パラリンピックを巡る汚職事件で、受託収賄罪に問われている大会組織委員会元理事の高橋治之被告(79)の東京地裁での初公判が年内に開かれる方向で調整されていることが11日、関係者への取材で分かった。高橋被告は計5ルートで総額約1億9800万円の賄賂を受領したとして起訴された。
高橋被告は広告最大手電通の元専務。関係者によると、電通OBという民間人の立場で正当な対価を受け取っただけだとして、賄賂性を否定しているとみられる。
受託収賄罪は公務員が職務に関し請託(依頼)を受け、賄賂を受け取った場合などに適用される。組織委理事は「みなし公務員」と定められていた。