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共同通信
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民間発注の機械式駐車装置の販売と設置工事で受注調整した疑いが強まったとして、公正取引委員会は12日、独禁法違反(不当な取引制限)容疑で装置の製造・販売を手がけるメーカー7社と代理店1社を立ち入り検査した。関係者への取材で分かった。
関係者によると、立ち入り検査を受けたのは「新明和工業」(兵庫県宝塚市)、「IHI運搬機械」(東京都中央区)、「日精」(東京都港区)など。装置はエレベーター方式などで、マンションやビルに設置される。
市場規模は年間約300億円で、メーカー7社で製造・販売の国内シェア約9割を占める。100台駐車できる中規模装置の受注金額は約1億5千万円という。