Published by
共同通信
共同通信
北海道幌加内町の朱鞠内湖で5月、男性釣り客がクマに襲われ死亡した事故を受け、自粛が続いていた釣りが13日、約4カ月ぶりに解禁された。遊漁事業などを営むNPO法人の担当者は「ヒグマの生活圏に入っていることを理解し、互いに注意し合って楽しんでもらいたい」と話している。
地元漁協や同NPOなどは解禁に先立ち、釣り客への注意事項をまとめた「朱鞠内湖ルール」を策定。電気柵が設置されたキャンプ場周辺以外は単独行動を原則禁止とするほか、熊鈴や救難用の防犯ベル、発煙筒などを「携行必須」とした。
道警士別署などによると、5月14日早朝、興部町の男性が湖岸で雄のヒグマに襲われ死亡した。