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共同通信
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農林水産省は12日、九州7県が同省にそれぞれ提出していた豚熱(CSF)のワクチン接種計画を承認したと発表した。これを受け、福岡、佐賀、長崎、大分の各県はそれぞれ、19日から接種を開始すると明らかにした。残る鹿児島、宮崎、熊本の3県も準備を進めている。
農水省は5日に、ワクチン接種の対象となる推奨地域に九州7県を追加指定し、各県が計画を提出していた。九州での感染は1992年以来31年ぶりで、国内の約3割の豚を飼育する「養豚王国・九州」では各県が警戒を強めている。
8月下旬に二つの農場で感染が確認された佐賀県では、全29戸の養豚農家が飼育する約6万6千頭を対象とする。