事業者に樹木保全策要請、東京都

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共同通信

 東京・明治神宮外苑の再開発事業を巡り、東京都は12日、三井不動産などの事業者に対し、伐採本数を減らすなど樹木の保全策を具体的に示すよう要請した。

 再開発では、老朽化した神宮球場と秩父宮ラグビー場を、場所を入れ替えて新築する。新ラグビー場の整備に向けた神宮第二球場の解体工事は始まっており、今月以降に周囲の樹木伐採が始まる予定。都は着手前に具体策を提示するよう求めた。

 事業者側は環境影響評価(アセスメント)の中で、新ラグビー場整備に伴い伐採予定の樹木について「設計、施工の工夫により、保存または移植を検討する」としていたが、要請では「検討結果が示されていない」とも指摘した。