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共同通信
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【ハノイ共同】ベトナムの首都ハノイにある10階建て集合住宅で12日夜、火災があり、地元捜査当局は13日、50人超が死亡したと明らかにした。けが人は30人以上おり、死者が増える恐れがある。地元メディアなどが伝えた。出火場所は建物の低層部分とみられ、捜査当局が集合住宅の所有者を拘束し、出火原因を詳しく調べている。
在ベトナム日本大使館によると、日本人の死傷者の情報は入っていない。地元メディアによると、建物1階部分はバイクなどの駐車場で、激しく燃えていたとの目撃情報がある。
集合住宅には40世帯超の150人以上が暮らしていた。現場は入り組んだ狭い路地の奥にあり、火災から間もなく緊急車両が到着したが、救出や消火作業が難航した。
犠牲者には子どもが含まれている。火の手が急速に広がり、高層階から飛び降りた人もいた。
ファム・ミン・チン首相は13日、火災現場を視察し、犠牲者に哀悼の意を示した。