京アニ事件はメッセージ

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共同通信
青葉真司被告

 36人が死亡し、32人が重軽傷を負った2019年7月の京都アニメーション放火殺人事件で、殺人罪などに問われた無職青葉真司被告(45)の裁判員裁判第6回公判が14日、京都地裁(増田啓祐裁判長)で開かれ、弁護人の被告人質問が続いた。被告は京アニ事件について「(自分を警察につけさせたとする)『ナンバー2』と呼ばれた人に対し、付け狙うのをやめてくれというメッセージだった」と述べた。

 被告人質問は7日の第3回公判から始まり、被告の生い立ちから事件までを時系列で質問。被告は小説コンクール「京アニ大賞」に落選して「裏切られた気持ち」になり、京アニにアイデアを盗用されたと確信したと述べていた。