Published by
共同通信
共同通信
加藤鮎子こども政策担当相は14日、就任後初となる記者会見で、少子化の進行は危機的だとの認識を示し「司令塔として省庁間の縦割りを打破する」と語った。加藤氏は初入閣。深刻な少子化への対策や、裏付けとなる財源確保など山積する難題に取り組む。
岸田文雄首相は「次元の異なる少子化対策」を掲げ、6月に「こども未来戦略方針」を策定。財源は歳出削減や、社会保険料上乗せでの捻出を想定するが、詳細な決定は年末に先送りした。今後、加藤氏を中心に制度設計を進める。
加藤氏は衆院当選3回。父は加藤紘一元自民党幹事長で、自身は2児の母。こども家庭庁トップとなる他、男女共同参画や孤独・孤立対策を担当する。