Published by
共同通信
共同通信
特定危険指定暴力団工藤会が関わった市民襲撃4事件で、殺人罪などに問われたトップの総裁野村悟被告(76)と、ナンバー2の会長田上不美夫被告(67)の控訴審初公判は福岡高裁で13日午後も続き、元漁協組合長射殺事件の実行犯として服役している工藤会系の元組長が「個人的な事件」と証言し、両被告の指示を否定した。
元組長は1998年の元組合長射殺事件で殺人罪などに問われ、自らの関与を全面否認したが、無期懲役の判決を受け、2008年に確定した。一転して実行犯と認めたのは「関係ない総裁や会長が自分のために主犯と言われているから」と述べた。