札幌殺人、両親の鑑定留置確定

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共同通信

 札幌市の繁華街・ススキノの男性殺害、遺体切断事件で、最高裁第1小法廷(堺徹裁判長)は刑事責任能力を調べる鑑定留置の取り消しを求めていた精神科医の田村修容疑者(59)と妻浩子容疑者(60)側の特別抗告を棄却する決定をした。11日付。来年2月まで半年の鑑定留置を認める判断が確定した。2人は、被害男性と共にホテルに入った娘の瑠奈容疑者(29)と共謀したとして北海道警が殺人などの容疑で逮捕していた。

 3人の鑑定留置は8月28日から始まり、期間は来年2月28日まで。通常は2~3カ月が多く、異例の長さとなる。