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共同通信
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第2次岸田再改造内閣は13日午後、皇居での認証式を経て発足した。岸田文雄首相は同日夜に記者会見し、政権運営方針を表明する。物価高対応や賃上げ、投資拡大に向けた経済対策策定を急ぐ方針を示す。財源を裏付ける2023年度補正予算案編成の必要性の有無や、秋の臨時国会の召集時期に関する考えを説明。衆院議員の任期折り返しを来月末に控え、衆院解散の見解も聞かれる。
認証式に先立ち、首相は官邸で公明党の山口那津男代表と与党党首会談。自民、公明両党幹部による組閣本部を設置し、新閣僚を呼び込んだ。
会見では、内閣改造・自民党役員人事で麻生太郎副総裁、茂木敏充幹事長、松野博一官房長官の「政権の骨格」を維持した理由や、新任の上川陽子外相、加藤鮎子こども政策担当相ら女性閣僚増員の狙いについて話す。
経済対策に関し、思い切った施策を早急に実行すると強調する。賃上げを促すため、働く人のリスキリング(学び直し)支援など人への投資、先端分野の設備投資拡大を打ち出す。