「娘の無念晴らす」遺族ら献花

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共同通信

 1996年に東京都葛飾区で上智大4年小林順子さん=当時(21)=が自宅で殺害、放火された事件で、遺族や警視庁の捜査員が15日、現場跡地で献花した。父賢二さん(77)は「寄せられる情報が先細っている状況をなんとか食い止めたい。娘の無念を晴らしたい」と話した。

 9日で事件発生から27年となり、当初は8日に予定されたが台風13号の影響で延期になっていた。献花式の後、現場近くの京成電鉄柴又駅で、警視庁亀有署員が情報提供を呼びかけるチラシを配った。

 事件は96年9月9日に発生。葛飾区柴又3丁目の住宅から出火し、焼け跡から首付近を刺され死亡している小林さんが見つかった。