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共同通信
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【ニューヨーク共同】ソフトバンクグループ(SBG)傘下の英半導体設計大手アームは14日、米ナスダック市場に上場した。時価総額は540億ドル(約8兆円)規模で、今年最大の新規株式公開となる。SBGはファンド事業の不振により23年3月期まで2年連続の巨額赤字を計上しており、財務の改善につなげたい考え。初値は56.1ドルとなり公開価格を上回った。
SBGは売り出すアーム株を約1割にとどめ、上場後もグループ戦略の中核の一つに据える。上場で市場価値が明確になれば、アーム株を担保とした資金調達がしやすくなるという利点が見込まれる。
アームは13日、1株当たりの公開価格を51ドルに設定すると発表した。