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共同通信
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プロ野球阪神タイガースが18年ぶりにセ・リーグ制覇を果たして一夜明けた15日、地元関西では祝福ムードが広がった。駅の看板が虎柄になり、優勝セールへの準備も進んだ。
兵庫県西宮市の甲子園球場最寄りの阪神電鉄甲子園駅では、15日未明の終電後、駅名の看板を優勝記念版に衣替え。チームカラーの黒と黄色の虎柄に彩られた。10月17日まで掲示される。
阪神電鉄大阪梅田駅(大阪市)近くの複合ビルには、「優勝」「引き続き、ご声援よろしくお願いします」と記された高さ約38メートルの黄色いシートが掲げられた。
優勝セールの仕事で京都市から訪れた土屋浩一さん(61)は「今回は『アレ』という言葉も生まれて一体感が強かった。流行語大賞になったらあれやね」と笑った。
大勢が押し寄せた大阪・ミナミの道頓堀川に架かる戎橋周辺は、朝になって人の姿はまばら。大阪府警によると、午前3時過ぎまでに26人が川に飛び込んだ。津市の会社員増井孝充さん(55)は「オリックスにも優勝してもらい、関西対決を実現してほしい」と話した。