マック、セルフ式飲み放題廃止へ

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共同通信
マクドナルドのロゴ=2020年4月、米イリノイ州(AP=共同)

 【ワシントン共同】米ファストフード大手マクドナルドは、2032年までに米国の全店舗でセルフ式ドリンクサーバーの設置をやめる。自由な飲み放題がなくなることになる。米メディアが15日までに伝えた。新型コロナウイルス流行の影響で宅配やドライブスルーによる売り上げが急増。セルフ式ドリンクサーバーの必要性が低下し、廃止を決めたとみられる。

 米国のファストフード店は、ドリンクサーバーをキッチン側ではなく、客席側に置くのが一般的。客は空のコップを渡され、自ら飲み物を注ぎ、何回もおかわりできる。

 セルフ式で自由に飲み放題ができるのは、利用者にとって「最大の特典」(CNNテレビ)となってきたが、廃止後はおかわりしたい場合に店員に頼まなければいけなくなるため、不満が広がっている。一方、衛生面での懸念から廃止に賛成する声もある。