Published by
共同通信
共同通信
防衛省統合幕僚監部は15日、中国海軍の空母「山東」など複数の艦艇が14日から15日にかけ、沖縄県南方の太平洋から、台湾とフィリピンの間を通過し、南シナ海に向かったと発表した。
防衛省によると、山東などの艦艇は13日午前、沖縄県宮古島の南約650キロを航行。山東では14日にかけて、いずれも艦載の戦闘機が約40回、ヘリコプターが約20回の計約60回にわたって発着艦したとしている。海上自衛隊の護衛艦「ありあけ」が監視に当たった。
山東の太平洋上での活動を確認するのは今年4月以来、2度目。防衛省は、中国の目的について、空母の運用や遠方で作戦を展開するための能力向上を図っていると分析している。