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共同通信
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【仁川共同】米韓両海軍は15日、朝鮮戦争中の1950年に国連軍が実行した仁川上陸作戦を再現する行事を韓国西部の仁川沖で実施した。北朝鮮とロシアが軍事協力を強める動きを見せる中、尹錫悦大統領が視察。船上での演説で「北朝鮮は核・ミサイル能力を高度化させ、軍事的威嚇を露骨に示している」と批判した上で、米韓の結束を誇示した。
上陸作戦は50年9月15日、米元帥マッカーサー総司令官の指揮で決行された。北朝鮮は一時、南部の釜山まで侵攻していたが、同作戦が米韓側のソウル奪還につながった。仁川沖の八尾島付近で機雷を爆破する掃海作業の後、上陸用のゴムボートやヘリコプターが島に向け進む様子を再現した。