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共同通信
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岸田文雄首相は15日、国民民主党副代表だった矢田稚子元参院議員(57)を首相補佐官に起用した。矢田氏は国民民主を支援する連合傘下の民間産業別労働組合の一つ、電機連合の出身。起用により、国民民主や労組票を政権に引き付ける狙いがある。自民、公明両党の枠組みに国民民主を加える「自公国」連立論が再燃する可能性もある。
矢田氏の担当は「賃金・雇用」。松野博一官房長官は記者会見で、起用の理由について「岸田内閣の重要政策である労働市場改革や構造的な賃上げの推進に向け、職務を果たしてもらうことを期待している」と説明した。