53歳の英男性、500キロを泳ぎ切る
遠泳選手、ハドソン川を約1カ月で南下
ハドソン川での耐久水泳に挑戦していた英国人の遠泳選手ルイス・ピューさん(53)が13日、アディロンダック山脈からマンハッタン南端のバッテリー・パークまでの315マイル(約507キロ)を約1カ月かけて南下し、泳ぎ切った。ジョージ・ワシントン・ブリッジの下から、彼方に自由の女神が見えた時「自由の女神が、ニューヨークに来た人々を長年にわたり迎えてくれているのだということだけを考えていた」と振り返った。
ピューさんは、国連パトロン・オブ・オーシャンズ(海洋の保護者)を務めており、今回の耐久水泳の目的は、生態系における河川の重要性に対する意識を高めることだった。朝と夜、それぞれ5マイルを水中で過ごすことを目指した。過酷な水と疲労を想定し、水泳やランニング、カヤックなどのトレーニングと計画に1年以上を費やした。
8月3日、エセックス郡のティア・オブ・ザ・クラウド湖からスタート。安全確保のため、カヤックと小型ボートに乗ったチームが同行した。ニューヨーク州北部の山中では、キャンプや民泊で過ごした。オールバニを過ぎ、川幅が広がってからは、泳ぐ合間に双胴船で寝たという。ピューさんは、ハドソン川の状態とその維持がいかに世界的な河川保全のインスピレーションとなっているかを賞賛した。(13日、ニューヨークポスト)
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