武見厚労相「不安払拭を実行」

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共同通信
武見敬三氏

 武見敬三厚生労働相は17日のNHK番組で、来年秋を予定する健康保険証の廃止について「(廃止を)一つの目標として、不安払拭の措置を実行する」と述べた。マイナンバーカードと一体化したマイナ保険証で相次ぐトラブルを巡っては「徹底した再発防止のための対策を取る」と強調した。

 新型コロナウイルスの感染状況に関しては「確実に収束期に入ってきている」と指摘。来春をめどに通常の医療体制に移行する考えを改めて示し、公費による支援の縮小に理解を求めた。

 父親が日本医師会(日医)の会長だったことに自ら触れつつ「医療関係団体の代弁者になるなんてことは毛頭考えていない」と話した。