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共同通信
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ロシア軍の侵攻を受けるウクライナで、冬に向けて再び電力インフラが攻撃の標的になるのではないかとの懸念が高まっている。昨冬はロシア軍による集中攻撃の影響で、国内各地で大規模停電が起きた。再発を危ぶみ、蓄電池や発電機を事前に購入する市民も増えている。
「7月ごろから売れ行きが良くなっている。冬に備え買って行く人が多い」。各国でポータブル電源を販売するエコフロー社のウクライナの販売代理店担当者、セルギー・シリンさんが語った。
2021年にウクライナで販売を始めた。昨年は、ロシア軍による電力インフラへの集中攻撃が始まった秋以降、売り上げが大幅に増加。年間の販売台数の約半分が、昨年10~12月に売れた。在庫がなくなり、購入まで最長1カ月間待ったケースもあったという。
キーウにある販売店には今月初旬、客らが足を運んでいた。マルガリータさん(56)は「昨冬の停電はひどかった。今年も攻撃が起きると言われており、購入を検討しようと思って来た」と話した。