「小説一つでそこまで」

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共同通信

 京都アニメーション放火殺人事件の裁判員裁判第7回公判は19日、京都地裁(増田啓祐裁判長)で検察側の被告人質問が続いた。殺人罪などに問われた無職青葉真司被告(45)は、36人が犠牲となったことについて「いくらなんでも小説一つでそこまでしなきゃならないのかというのが自分の正直な気持ち」と語った。

 被告は5日の初公判で「現在はやり過ぎと思っている」と述べていた。検察官からこの日改めて「やり過ぎ」と述べた趣旨について尋ねられ、そう答えた。「ガソリンをまいて本当に火を付けたのは行き過ぎだと思う」とも述べた。