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共同通信
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俳優らを動画投稿サイトで脅迫したなどとして、暴力行為法違反(常習的脅迫)や強要、証人威迫などの罪に問われた元参院議員ガーシー(本名・東谷義和)被告(51)は19日、東京地裁(佐伯恒治裁判長)の初公判で起訴内容について「間違いありません」と発言し、弁護側は常習性を争うとして一部否認の姿勢を示した。6月の逮捕後、被告による公の場での発言は初めて。
起訴状によると、昨年2~8月、動画投稿サイト「ユーチューブ」で俳優綾野剛さん(41)ら3人を脅迫したなどとしている。今年2月には、綾野さんら2人の告訴状を取り下げさせようと考え、交流サイト(SNS)の「インスタグラム」などで「裁判に出てくるってことがどんだけタレントとして致命的かよう考えて出てこいよ」などと脅したとされる。
ガーシー被告は昨年7月の参院選比例代表で旧NHK党から初当選。一度も登院せず、今年3月に参院本会議で除名された。滞在先のアラブ首長国連邦(UAE)から6月に帰国し、警視庁に逮捕された。