Published by
共同通信
共同通信
厚生労働省は19日、柔道整復師の国家試験問題に関連する内容を漏えいしたとして柔道整復師法違反罪で有罪判決が確定した公益財団法人「柔道整復研修試験財団」の三橋裕之元理事(65)=懲役10月、執行猶予3年=と、黒田剛生元試験委員(63)=懲役1年、執行猶予3年=を、いずれも柔道整復師の業務停止3年とする処分を決めた。10月3日に発効する。
判決によると、2人は共謀し、昨年2月、出題予定問題の要点となる文言などを仙台医健・スポーツ専門学校の教員にメールで送った。また黒田元試験委員は2021年10月、東京柔道整復専門学校の校長補佐に予定問題を読み上げた音声データを提供した。