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共同通信
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岸田文雄首相は20日午前(日本時間同日午後)、訪問先の米ニューヨークでイランのライシ大統領と会談した。首相はイランの核開発制限を巡る核合意を一貫して支持する立場を示し、建設的な対応を要請した。両国の伝統的な友好関係を踏まえ、協力分野を拡大する方針も確認した。
首相はライシ師に対し、東京電力福島第1原発処理水の海洋放出に関する日本の立場を説明し、理解を求めた。両氏は原油輸送の大動脈であるホルムズ海峡周辺を含む航行の安全確保の重要性で一致した。
首相はイランの対ロシア支援に懸念を伝えたとみられる。