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共同通信
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【ニューヨーク共同】岸田文雄首相は19日(日本時間20日)、米ニューヨークで国連総会の一般討論演説を行った。ウクライナに侵攻するロシアについて「国際法、法の支配をじゅうりんしている」と非難。国連の機能強化に向け安全保障理事会の改革を訴えた。東京電力福島第1原発処理水の海洋放出には触れなかった。政府関係者によると、中国による日本産水産物の輸入停止撤廃に向け、中国を過度に刺激するべきでないと判断した。
首相はロシアによる侵攻に関し「力または威圧による一方的な現状変更は認められない。人権侵害の状況を一刻も早く是正し、核の威嚇をやめるべきだ」と強調した。