駅弁食中毒疑い、295人に

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共同通信
青森県八戸市の駅弁製造会社「吉田屋」の本社=20日午前

 青森県八戸市の駅弁製造会社「吉田屋」の駅弁を食べた人に食中毒が疑われる症状が相次いだ問題で、同市保健所は20日、体調不良者は速報値で295人に上ったと発表した。さらに増える可能性がある。保健所にはこれまで、1都23県から情報提供などがあったという。

 対象商品は吉田屋が製造したウニやイクラなど海鮮を使った駅弁11種類で、消費期限が今月16日、17日のもの。駅売りの他、複数の商社を通じて全国各地で販売された。

 吉田屋のホームページによると、同社は1892年創業。主に東北新幹線向けの駅弁を製造・販売し、百貨店でのイベントなどにも出品している。