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共同通信
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ひきこもりの人の自立支援をうたう民間業者に無理やり自宅から連れ出され、精神科「成仁病院」(東京都足立区)に50日間の強制入院となった関東地方在住の30代男性が病院側に損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、東京高裁は21日、指定医の診察がないなど入院は違法として、308万円の支払いを命じた東京地裁判決を支持し、病院側の控訴を棄却した。
こうした業者は「引き出し屋」と呼ばれ、精神科医療との不透明な関係も指摘されている。男性の代理人を務めた宇都宮健児弁護士は「同じように本人の意向を無視して、強制入院となっている人がいるのではないか。国や行政がチェックする体制が必要だ」と話した。