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共同通信
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【北京共同】中国海事局は21日、天然ガスなどの資源を採掘する移動式掘削船が21~23日に東シナ海で活動すると発表し、その後撤回した。日本政府関係者によると、掘削船の活動場所は東シナ海にある日本の排他的経済水域(EEZ)内とされていた。中国が日本近海で一方的に資源開発を試みる動きが明らかになり、日本側の警戒感が強まりそうだ。
掘削船が活動するとの発表に対し、松野博一官房長官は21日の記者会見で「わが国の主権や管轄権を侵害する行為を行うとすれば、断じて受け入れられない」と反発。中国側に外交ルートで申し入れを行ったと明らかにした。