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共同通信
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【北京共同】中国の王毅共産党政治局員兼外相は21日、地中海の島国マルタとロシアへの訪問日程を終えた。米国、ロシアの高官と会談し、習近平国家主席がバイデン米大統領、ロシアのプーチン大統領とそれぞれ行う首脳会談へ調整を加速させた。東京電力福島第1原発処理水の海洋放出を巡り、関係が悪化する日本とは首脳会談実現に向けた糸口は見えない。
ロシアを18~21日の日程で訪問した王氏は北西部サンクトペテルブルクで20日、プーチン氏と会談。中ロが国際秩序の構築を主導するため「戦略的な協力を強化すべきだ」と訴えた。ウクライナ情勢を巡り、米欧と激しく対立するプーチン氏は王氏を歓迎した。