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共同通信
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【ワシントン共同】米連邦準備制度理事会(FRB)が20日公表した連邦公開市場委員会(FOMC)出席者の米経済見通しで、2023年10~12月期の実質国内総生産(GDP)は前年同期比2.1%増になると見込み、6月時点の1.0%増予想から上方修正した。
物価高を抑えるためにFRBは金融引き締めを進めてきたが、景気が想定以上に堅調で経済のソフトランディング(軟着陸)が可能との見方を強めているもようだ。24年の成長率も6月予測の1.1%から1.5%へ上げた。25年、26年はそれぞれ1.8%と予測した。
23年10~12月の平均失業率見通しは3.8%と、6月予想の4.1%から下げた。今年8月の雇用統計では失業率は3.8%だった。24年、25年の見通しはそれぞれ前回予想の4.5%から4.1%へ変更。26年は4.0%になると予測した。
23年10~12月期の個人消費支出(PCE)物価指数の前年同期比上昇率は3.3%と予想し、6月の3.2%から小幅に引き上げた。