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共同通信
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【ニューヨーク共同】21日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は3日続落し、前日比370.46ドル安の3万4070.42ドルで取引を終えた。米連邦準備制度理事会(FRB)の金融引き締めが長期化することが警戒され、ほぼ全面安の展開となった。
FRBが前日までの連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利が来年まで高止まりする可能性を示したことでリスク回避の売りが膨らんだ。21日に発表された米週間失業保険申請件数が約8カ月ぶりの低水準となり、労働市場が堅調なのを示したことも金融引き締めの長期化観測を強めた。
ハイテク株主体のナスダック総合指数も3日続落し、245.14ポイント安の1万3223.99。
個別銘柄では、通信機器のシスコシステムズや化学のダウの下落が目立った。保険のユナイテッドヘルス・グループは買われた。