全スクールバス、ガソリンから電動へ
NY知事、計画書と手引書を発表
ニューヨーク州のホークル知事は15日、州内全校のスクールバスを、ガソリンを燃料とするバスから電動バスに移行するための計画書と手引書を発表した。学区とバス事業者に、化石燃料を使用する車両の排除に必要な技術的・財政的支援を提供する最新のリソースであり、ニーズの高い学区に焦点を当てている。
計画書の「ニューヨーク州電動スクールバスロードマップ」は、2035年までに州内の全スクールバスをゼロエミッション車両に移行するための主要課題やコストをはじめ、資金調達メカニズム、政策オプションの概要。一方、手引書である「電動スクールバスガイドブック」は、電動バスへの移行の利点や費用、課題を提供するほか、学区が利用できるバスの充電器、機器、さらにはメーカー、運営会社などのユーティリティの詳細も提供。車両の選択や調達、車両計画のオプションについても詳述している。
同州は昨年4月、全米で初めてスクールバスの電動化義務を可決した。27年までに州内で販売される全ての新型スクールバス、35年までには走行中の全てのスクールバスを、それぞれゼロエミッション化するよう求められている。同州の従来型スクールバスの保有台数は全米最大の4万5千台を超え、全米の10%に上る。(19日、amニューヨーク)
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