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共同通信
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国立がん研究センター東病院(千葉県柏市)の医療機器選定を巡る汚職事件で、収賄容疑で逮捕された医師橋本裕輔容疑者(47)が2019年4月に同病院の肝胆膵内科医長に就任した後、院内で使う胆管用医療機器の「ステント」の半数以上が、贈賄側の医療機器メーカー「ゼオンメディカル」(東京)の製品になったことが22日、警視庁捜査2課への取材で分かった。
医長就任前はゼオン社の胆管用ステントを病院で使用した実績はなく、捜査2課は、競合他社の製品より優先して使うようゼオン社側から依頼され、見返りとして賄賂を受け取ったとみている。
橋本容疑者は21年7月まで医長だった。