徳島市長の問責、議会が否決

Published by
共同通信

 今夏の阿波おどりを巡る問題の説明責任を果たさなかったなどとして、徳島市議8人が22日、内藤佐和子市長に対する問責決議案を提出し、市議会は否決した。市長に批判的な立場を取る市議らが提案し、賛成11人に対し反対18人だった。

 提案理由で小野功晴市議は、1人20万円の「プレミアム桟敷席」が建築基準法違反状態で開設されていた問題に絡み「自身に報告がなかったという立場を貫いた」と指摘。市長として説明や謝罪もないと批判した。

 一方、反対した井上武市議は「(市は)組織として迅速かつ適切に対策を打ち出し、議会にも説明責任を果たした。この対応こそが市長の強い責任感の表れ」と強調した。