米大統領選関係なく支援

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共同通信
24日、英ロンドンのBBC放送に到着したシャップス国防相(ロイター=共同)

 【キーウ共同】英国のシャップス国防相は24日、BBC放送で、ロシアの侵攻を受けるウクライナへの支援を巡り、来年11月の米大統領選の結果にかかわらず「われわれは引き続き支援する」と表明した。米国で野党共和党を中心に支援継続への懐疑論が広がっていることを問われ、英国の「揺るぎない支援」継続の立場を改めて説明した。

 シャップス氏は「ウクライナのゼレンスキー大統領が言うように、ウクライナが民主国家であり続けることが、米国にとっても世界にとっても利益になる」と強調した。

 米CNNテレビが8月に発表した世論調査によると、米国民の過半数がウクライナへの追加支援に反対で、共和党支持層に限れば71%が反対する立場を示した。

 ウクライナメディアは24日、南部ヘルソン州にロシアによる攻撃があり、少なくとも民間人6人が負傷したと報じた。東部ドネツク州の戦線ではロシア軍が失地を回復しようと攻勢を強めた。