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共同通信
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東京・明治神宮外苑の再開発事業に反対している米国人コンサルタントのロッシェル・カップさん(59)が25日、文部科学省を訪れ、計画見直しに向け、同省の対応を求める要望書を提出した。カップさんは記者会見し「建て替えありきの計画は不適切だ」と訴えた。
再開発では樹木の大量伐採や、イチョウ並木への悪影響を懸念する声が上がっている。文科省所管の日本スポーツ振興センターも事業者で、カップさんは「(国は)責任逃れせず、対応すべきだ」と強調した。
カップさんは東京都に事業の施工認可の取り消しなどを求めた訴訟の原告の一人。要望書では、秩父宮ラグビー場を改修して活用することなどを要請した。