託児所床下に隠したフェンタニルを発見
薬物中毒で1歳男児死亡ーNY市警
ニューヨーク市警(NYPD)は20日、劇薬フェンタニルの中毒症状でニコラス・ドミニチちゃん(1歳)が15日に死亡し、他3人の子どもが重体となったブロンクス区の託児所「エル・ディヴィノ・ニーノ・デイケア」(モリス・アベニュー2707番地)のプレイルームの床下で、新たな麻薬の隠し場所を発見した。
NYPDは、さらに多くの麻薬が隠されているとの情報を得て、捜索令状を執行。再度の捜索により、プレイルームの床下に隠された区画を発見した。床下には、ニコラスちゃんが死亡し、生後8カ月の女児と2歳の男児が入院する原因となったフェンタニルなどが隠されていた。
NYPDのジョン・ルッソ警部補によると、床の落とし戸は122センチ×183センチほどの大きさ。厳重にカモフラージュされており、特別な器具と知識がなければ持ち上げることができなかったという。呼吸器とタイベック・スーツを装着した警官らは、床の板と板の間にぴったりと収まった何キロもの違法薬物を押収した。
NYPDは、託児所経営者のグレイ・メンデス(36)と共犯者カーリスト・アセベド・ブリト(41)の両被告を逮捕。容疑者とされるメンデス被告の夫は逃走している。ルッソ警部補は「捜査はまだ継続中だ。正義の追求は逮捕で終わらない」と強調した。(22日、amニューヨーク)
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