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共同通信
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36人が死亡し、32人が重軽傷を負った京都アニメーション放火殺人事件で、殺人罪などに問われた青葉真司被告(45)の裁判員裁判第10回公判が27日、京都地裁(増田啓祐裁判長)で開かれた。事件当時、第1スタジオ(京都市伏見区)の1階にいた社員が証人として出廷し「男が『死ね』と大きな声で言い、火を付けた。オレンジの火が(社員の)3人を包んだのが見えた」と述べた。
「ドンドンドンと足音がして視線を上げると、知らない男が立っていた」と説明。男が「燃料系の臭い」がする液体をまき、火を付けたのを目撃したと証言した。足音がしてから炎が上がるまで「10~20秒ほどだった」と振り返った。