元千葉県警警部に懲役13年

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共同通信

 警察官の時に住宅に侵入するなどして面識のない女性6人に性的暴行や盗撮を繰り返したとして、強制性交や住居侵入などの罪に問われた千葉県警の元警部岡田誠被告(46)に、千葉地裁は27日、懲役13年(求刑懲役17年)の判決を言い渡した。品川しのぶ裁判長は判決理由で「スリルを味わいたいという身勝手な動機。厳しく処罰されるべきだ」とした。

 品川裁判長は「(女性の)尊厳を無視しており、性的自由を奪われた被害者の精神的苦痛は計り知れない」と指摘。盗撮に対しても「自己の欲望を満たすための犯行」と批判した。現職の警察官だった点についても「社会からの法令順守の期待を裏切った」と非難した。