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共同通信
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【ロンドン共同】英教育データ機関、タイムズ・ハイヤー・エデュケーション(THE)は27日、今年の世界大学ランキングを発表した。東京大が前年の39位を上回る29位となり、京都大も68位から55位に上昇。他の大学も順位を上げ、日本の躍進が目立った。新たに指標に加わった「特許への貢献度」で好評価を得たのが影響した。
東京大は2015年以降で、日本の大学の最高順位だった。
今年は108の国・地域の1904校について研究の質、国際性、産業界への貢献度など五つの分野を総合的に評価。英オックスフォード大が首位、米スタンフォード大が2位で、英米の大学が上位10校を占めた。中国の清華大が12位、北京大が14位に食い込んだ。
新指標となった特許への貢献度では東京大、京都大、東北大、大阪大、東京工業大などがいずれも高く評価された。
東北大が250位以内から130位、大阪大が300位以内から175位にランクアップした。
一方、国際性や研究成果全般に関する指標では評価が低い傾向にある。