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共同通信
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岸田文雄首相は10月5、6両日に開かれる連合の定期大会に出席する方向で調整を始めた。自民党政権の首相としては2007年の福田康夫首相以来、16年ぶり。重要施策として「持続的な賃上げ」を掲げる政権の姿勢をアピールしたい考えだ。次期衆院選をにらみ、労働組合との距離を縮める思惑もありそうだ。政府関係者が27日、明らかにした。
首相は定期大会で、10月末に取りまとめる経済対策を巡り、持続的な賃上げを5本柱の一つに掲げると説明。働く人のリスキリング(学び直し)や日本型職務給の導入、成長分野への円滑な労働移動といった労働市場改革に取り組む方針も訴える見通しだ。