イラン、兵器供与拡大か

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共同通信

 【キーウ共同】米戦争研究所は28日までに、イランがウクライナ侵攻を続けるロシアと10月以降、ミサイルや無人機のロシアへの供与拡大で合意する可能性があると指摘した。イランのミサイルや核兵器開発に関与する個人や企業に対する国連の制裁が一部期限切れになるためだとしている。

 米戦争研究所はウクライナ政府当局者の分析として、射程300キロのミサイルなどを供与するとみられるとした。ウクライナ東部や南部への攻撃が増える可能性がある。

 北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長は28日、キーウ(キエフ)でゼレンスキー大統領と会談した。記者会見で、ウクライナ軍は反転攻勢で「徐々に前進している」とし、弾薬供給で今後も支援すると表明した。

 ウクライナメディアによると、東部ドネツク州コンスタンチノフカに28日、ロシア軍による攻撃があり、民間人2人が死亡した。ロシア軍はドネツク州の要衝バフムト近辺で、地雷敷設を増強している。